普通という普通ではない事 ②
2021年 05月 20日
先輩が、色覚に問題があると知って、在学中、不思議に思っていた事が解けました。
グレーのスーツが、とても似合っていました。
グレーのスーツに青のネクタイ………地味じゃない?
何で、ピンクのネクタイしないんだろう?金に近い黄色とかでも華やかさが出て似合うと思うんだケドなぁ、などと感じていました。
調べて、自分なりに色の見え方の違いを図にしました。
Aが、通常の色。
Bが、先輩の見ている世界の色。
グレーのスーツにピンクのネクタイをすると、先輩には、グレーのスーツにグレーのネクタイという組み合わせになってしまう。
「花が綺麗じゃない………」
赤は茶、緑も茶……通常これは、枯れている植物の色。
どんなに桜が咲き誇っていても、灰色の桜並木………
灰色の花びらが降って来る桜吹雪………
花筏………水面が灰色なだけ………
美しくはない。
で、恐ろしい事に気付きました。
女性のメイク………特に私達がしていた舞台用のメイク………
先輩には、とんでもないものに見えていたに違いありません。
茶の唇に、茶のチーク………化け物じゃん!
モテモテの先輩だったので、そのへんはクリアーしていたのでしょうケド……………違う!先輩の色覚異常は先天性………先輩の中では、そう見えるのが当たり前であって、元色を知っている私はそれを置き換えて考えるから化け物と感じるだけで、先輩には、ごく日常、それこそ普通の見え方だったので、そういうものとして見ていただけの事なのかと思います。
花が美しい…………当たり前に感じる感覚ではないんですね。
色覚調整が出来るとされているサングラス。
明暗をくっきりさせる事のほうが大きく、必ずしも通常の色に見えるものでもなさそうですが、そのサングラスによって、世界観が変わった方々が居られることも事実です。
小4の秋、夕方近くに写真を撮った時の事です。
私は、緑色のカーディガンを着ていました。
プリントされた写真には、茶色のカーディガンとして写っていました。
夕日の太陽からの光線と、カメラのレンズの何らかのエラーでそうなったのだと思いますが、緑色は茶色に見えるというのを知って、人間の色覚と無関係ではないなと思いました。
中1の時、眼科で左右どちらかは忘れましたが、片方は普通に見えるのに、片方はセピア色に見える………と、訴えていた30代半ばの男性がいたのを覚えています。
後天性ですね。
当時は、どういう事か分かりませんでした。
……
「あんたは何で、みんなと同じ事が出来ない💢なんで、普通に出来ない💢」と、女親にヒステリックに怒鳴られ、引っ叩かれていました。
私は、色覚では無く、別の問題で、皆と同じ…普通…というのが理解出来ずにここまで来てしまいました。
まあ、4~5歳の時、皆と同じ事を何でしなきゃいけないんだ?皆と同じ事したって面白く無いじゃん!的な考え方をもうしていましたから、しょうがないって言ったらしょうがないんですケドね。
今も、皆が口を揃えて普通は言わないとか、普通はそうしないとか私に言って来ても、その普通、私の普通とは違うんです。
色の見え方だけ上げても、こんなに違う。
日々の習慣、考え方、勉強してきた量、人生の経験値、性別に対する思い、音の聞こえ方、物に触れた時の感触、匂い……etc.
多くの人が、同じと思っていても、感じていても、それが普通だと感じていない人々もいます。
それを知る事が出来た時、
頻繁に使われている“普通”という言葉に違和感を持つと思います。
私の普通は、道ですれ違う人々とは違います。
私とすれ違った人々の普通は、私の物とは違います。
今日も、普通という言葉に、押し潰される私からのメッセージでした。
グレーのスーツが、とても似合っていました。
グレーのスーツに青のネクタイ………地味じゃない?
何で、ピンクのネクタイしないんだろう?金に近い黄色とかでも華やかさが出て似合うと思うんだケドなぁ、などと感じていました。
調べて、自分なりに色の見え方の違いを図にしました。
Aが、通常の色。
Bが、先輩の見ている世界の色。
グレーのスーツにピンクのネクタイをすると、先輩には、グレーのスーツにグレーのネクタイという組み合わせになってしまう。
「花が綺麗じゃない………」
赤は茶、緑も茶……通常これは、枯れている植物の色。
どんなに桜が咲き誇っていても、灰色の桜並木………
灰色の花びらが降って来る桜吹雪………
花筏………水面が灰色なだけ………
美しくはない。
で、恐ろしい事に気付きました。
女性のメイク………特に私達がしていた舞台用のメイク………
先輩には、とんでもないものに見えていたに違いありません。
茶の唇に、茶のチーク………化け物じゃん!
モテモテの先輩だったので、そのへんはクリアーしていたのでしょうケド……………違う!先輩の色覚異常は先天性………先輩の中では、そう見えるのが当たり前であって、元色を知っている私はそれを置き換えて考えるから化け物と感じるだけで、先輩には、ごく日常、それこそ普通の見え方だったので、そういうものとして見ていただけの事なのかと思います。
花が美しい…………当たり前に感じる感覚ではないんですね。
色覚調整が出来るとされているサングラス。
明暗をくっきりさせる事のほうが大きく、必ずしも通常の色に見えるものでもなさそうですが、そのサングラスによって、世界観が変わった方々が居られることも事実です。
小4の秋、夕方近くに写真を撮った時の事です。
私は、緑色のカーディガンを着ていました。
プリントされた写真には、茶色のカーディガンとして写っていました。
夕日の太陽からの光線と、カメラのレンズの何らかのエラーでそうなったのだと思いますが、緑色は茶色に見えるというのを知って、人間の色覚と無関係ではないなと思いました。
中1の時、眼科で左右どちらかは忘れましたが、片方は普通に見えるのに、片方はセピア色に見える………と、訴えていた30代半ばの男性がいたのを覚えています。
後天性ですね。
当時は、どういう事か分かりませんでした。
……
「あんたは何で、みんなと同じ事が出来ない💢なんで、普通に出来ない💢」と、女親にヒステリックに怒鳴られ、引っ叩かれていました。
私は、色覚では無く、別の問題で、皆と同じ…普通…というのが理解出来ずにここまで来てしまいました。
まあ、4~5歳の時、皆と同じ事を何でしなきゃいけないんだ?皆と同じ事したって面白く無いじゃん!的な考え方をもうしていましたから、しょうがないって言ったらしょうがないんですケドね。
今も、皆が口を揃えて普通は言わないとか、普通はそうしないとか私に言って来ても、その普通、私の普通とは違うんです。
色の見え方だけ上げても、こんなに違う。
日々の習慣、考え方、勉強してきた量、人生の経験値、性別に対する思い、音の聞こえ方、物に触れた時の感触、匂い……etc.
多くの人が、同じと思っていても、感じていても、それが普通だと感じていない人々もいます。
それを知る事が出来た時、
頻繁に使われている“普通”という言葉に違和感を持つと思います。
私の普通は、道ですれ違う人々とは違います。
私とすれ違った人々の普通は、私の物とは違います。
今日も、普通という言葉に、押し潰される私からのメッセージでした。
by dibujo-de-gato
| 2021-05-20 23:53
| 特殊な世界観
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